認知症

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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認知症の評価方法について、ご紹介します。

認知症か、また、その程度はどのくらいかを評価するために、以下に示す簡易知能スケールが利用されている

1.長谷川式認知症スケール(HDS-R)
・一般の高齢者から、認知症の高齢者をスクリーニングする目的で考案されたスケール
・質問、応答形式で、年齢、今日の日付、曜日、現在いる場所、言葉の復唱、簡単な計算といった質問内容9項目で検査する
・最高得点30点のうち、20点以下を認知症、21点以上を非認知症と判定

2.Mini-Mental State Examination(MMSE)
・認知症の簡易検査法として諸外国で広く利用されている
・施行時間は約10分で、最高総得点を30点とし、23点以下の場合、認知症を疑う

厳密には、認知症かどうかの診断を上記の検査結果のみで行ってはならず、診断基準として、一般に、アメリカ精神医学会作成のDSM-Ⅳ-TR(診断統計マニュアル第4版)または、WHO作成の国際疾病分類第10版(ICD-10)が用いられる

統計的にみた認知症
・日本における、65歳以上の老人性認知症の有病率は、約6.3%(男性5.8%、女性6.7%)
・有病率は加齢とともに上昇し、65~69歳では、100人中1~2人、85歳以上では、3~4人に対し1人
・最近の調査では、認知症の原因疾患で最も多いのは、アルツハイマー型認知症、次いで血管性認知症
・認知症高齢者数の将来推計では、2015年には345万人、2020年には410万人、2025年には、470万人以上になるとされている

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2015.04.17 07:57 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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アルツハイマー型認知症と血管性認知症について、ご紹介します。

1.アルツハイマー型認知症
原因
→原因は不明

症状
→知能全般に障害が現れるが、血管性認知症に比べ、初期の段階から徐々に人格が変化する
※発病前の性格の特徴がみられなくなる
→進行は慢性的で緩慢だが、末期には重度の認知症となる
→血管性認知症よりも見当識などの能力が低いにもかかわらず行動範囲が広く、行動障害を伴いやすい
→身体疾患や徘徊などによる下肢の骨折から、寝たきりになることが多い

診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI

治療
→塩酸ドネぺジルやガランタミンなどによる薬物治療
→デイケア、作業療法、レクリエーション療法

2.血管性認知症
原因
→脳梗塞、脳出血などの脳血管障害により脳の神経細胞や組織が障害されたり、血液の循環が阻害されることによって起こる

症状
→記憶力や計算能力の障害が大きいわりには、判断力、理解力は保たれることが多い
→人格の変化は少なく、発病前の性格が比較的保たれる
→感情の起伏が激しく、ささいなことで怒ったり、涙もろくなったりする情動失禁が見られる
→脳血管障害の発作のたびに悪化することが多い

診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI
→MRA(核磁気血管撮影)

治療
→脳代謝賦活薬、脳循環改善薬が用いられる


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2015.04.16 07:44 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症高齢者の一般的な症状について、ご紹介します。

認知症の中核症状
→記銘・記憶力障害、見当識障害、理解・判断力低下など

認知症高齢者の一般的な症状
1.中核症状
・記銘・記憶力障害
・見当識障害(日時、場所、人物が分からなくなる)
・計算力の低下
・知識、理解・判断力の低下
・実行機能障害
2.日常生活能力の障害
・着脱行為の障害
・食事摂取行為の障害
・排尿・排便行為の障害(失禁)
・入浴行為の障害
・歩行の障害(寝たきり)
3.精神障害
・妄想(もの盗られ妄想など)
・せん妄
・不眠
・幻覚
・異食
・過食
・自傷
・自殺企図
・興奮
・抑うつ
・躁状態
・情動失禁
・人格変化
4.行動障害
・徘徊
・昼夜の区別不能
・叫声
・攻撃的行為
・破衣行為
・不潔行為
・収集癖
・わいせつ行為
5.身体症状
・運動障害
・構音障害
・嚥下障害
・摂食障害

認知症の行動・心理症状(BPSD
→周辺症状として現れる精神症状や行動障害の総称

認知症発症前後のさまざまな状況変化
→感覚器の機能低下(聴力や視力の低下など)
→心理的変化やストレス(親しい人との離別など)
→環境の変化(入院、転居、退職など)
→その他(孤立、不安、不適切な住環境、ネグレクト、過干渉、生理学的不調、身体合併症など)



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2015.04.15 08:07 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の症状について、ご紹介します。

認知症
・脳の後天的器質障害により知能が低下し、日常生活に支障をきたす状態
・慢性器質性精神疾患として、介護上の問題も多い

国際疾病分類第10版による認知症の定義
→「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など多数の高次大脳機能の障害からなる症候群」

認知症の分類
1.アルツハイマー型認知症
→女性に多い、人格変化、行動範囲が広い
2.血管性認知症
→男性に多い、人格変化は少ない、まだら認知症
3.その他の認知症
→脳変性疾患、感染性疾患、甲状腺疾患、内分泌代謝性疾患、硬膜下血腫、脳腫瘍などを原因疾患とする認知症

認知症の原因
1.脳血管障害
→血管性認知症(脳梗塞、脳出血)

2.脳変性疾患
→アルツハイマー型認知症、ピック病、レビー小体型認知症

3.外傷性疾患
→頭部外傷、慢性硬膜下血腫
4.感染性疾患
→進行麻痺、各種髄膜炎および脳炎
5.内分泌代謝疾患
→甲状腺機能低下、副甲状腺機能異常、ビタミンB12欠乏症、ウィルソン病
6.中毒性疾患
→アルコール、鉛、水銀、マンガンなどの中毒、一酸化炭素中毒
7.腫瘍性疾患
→脳腫瘍
8.その他
→正常圧水頭症、てんかん、多発性硬化症


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2015.04.14 05:35 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の評価方法をご紹介します。

1.長谷川式認知症スケール(HDS-R)
・質問式の知的機能検査
・面接による質問をする形式
・高齢者の認知症の有無と程度を判定する
・30点満点で20点以下を認知症の疑いとしている

2.ミニメンタルステート検査(MMSE)
・質問形式の知的機能検査
・長谷川式と違い、図形的能力などの動作性の課題が含まれる
・30点満点で23点以下を認知症の疑いとしている

3.臨床認知症基準(CDR)
・観察式の行動観察評価法
・記憶、見当識、判断力、問題解決、社会適応など6項目の段階を評価する
・認知症の程度を5段階に評価する

4.アルツハイマー病の機能評価ステージ(FAST)
・観察式の行動観察評価法
・生活機能の面から分類した評価尺度
・認知症の程度を7段階に評価する

5.柄澤式老人知能の臨床的判定基準
・観察式の行動観察評価法
・高齢者の言動、態度、作業遂行能力などの段階づけ評価を目的としたもの

続いて、代表的な認知症ケアの方法をご紹介します。

「認知症の人ためのケアマネジメントセンター方式」(センター方式)
認知症の人の側に立ったケアマネジメントシートで、
・その人らしいあり方
・その人の安心・快
・暮らしのなかで心身の力の発揮
・その人にとっての安全・健やかさ
・なじみの暮らしの継続

を5つの視点を掲げている。

「パーソンセンタード・ケア」
・認知脳になってもその人らしく、いきいきと生活できるように個別のケアをすること
・疾病あるいは症状を対象にしたアプローチではなく、生活する個人を対象とする

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2014.02.28 07:52 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の種類と症状についてご紹介します。

認知症は、以下の4つに大別されます。
1.アルツハイマー型認知症
・脳が委縮する
・女性に多い
・人格が徐々に崩れる
・徘徊、多動を伴う
・全般的認知症

2.血管性認知症
・脳血管障害を伴う
・男性に多い
・人格は比較的保たれる
・感情失禁を伴う
・まだら認知症

3.レビー小体型認知症
・レビー小体という特殊なものが大脳皮質にできて、神経細胞を障害することで発病する
・幻視、パーキンソン症状、日内変動などが特徴

4.前頭側頭型認知症(ピック病)
・脳の前頭葉から側頭葉にかけた部分が委縮する
・初老期に多く見られる
・性格の変化や異常行動が特徴

認知症状が現れるその他の疾患
慢性硬膜下血腫
・硬膜の下と脳の間に血腫ができる疾患
・血腫が脳を圧迫し、さまざまな症状が出る
・転倒などによる頭部外傷が原因のことが多い
・認知症に似た症状が出ることことがある

正常圧水頭症
・突発性正常圧水頭症は原因不明
・脳脊髄圧が正常範囲で脳室拡大が起き、水頭症が進行する
・認知症、歩行障害、尿失禁などの症状が現れる

ハンチントン病
・慢性遺伝を示す神経変性疾患
・成人に発症する
・舞踏病運動と認知症が進行する

クロイフェルト・ヤコブ病(CJD)
・異常なプリオン蛋白が脳に蓄積して神経細胞が変性する
・認知症、けいれん、意識障害が進行する


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2014.02.27 09:57 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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我が国における認知症対策の歴史をご紹介します。

1963年
・「老人福祉法」が制定される

1982年
・「老人保健法」が制定される

1972年
・有吉佐和子の長編小説「恍惚の人(こうこつのひと)」がベストセラーとなる。
・認知症に対する社会の関心が高まる。

1980年
・「呆け老人をかかえる家族の会」が発足する

1984年
・認知症ケアに関する研修事業が始まる

1986年
・厚生省に「痴呆性老人対策本部」が設置される

1989年
・「老人性痴呆疾患センター」が創設される

1992年
・「E型デイサービス」が制度化される

1997年
・「介護保険法」が成立する
・「認知症対応型老人共同生活」(グループホーム」が制度化される

2000年
・「介護保険法」が施行される


2001年
・「認知症介護研究・研修センター」が開設される

2003年
・「小規模生活単位(ユニット)型特別養護老人ホーム」が制度化される
・「2015年の高齢者介護」の報告書がとりまとめられる

2004年
・「痴呆」から「認知症」へと呼称が変更される

・「認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式」が開発される

2005年
・「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」が開催される
 
2006年
・「地域密着サービス」が制度化される

2008年
・「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」の報告書がとりまとめられる

2012年
・「認知症施策推進5カ年計画」(オレンジプラン)が策定される


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2014.02.26 11:21 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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BPSD(Behagical and Psychological Symptoms of Dementia)は、以前、「問題行動」と呼ばれていましたが、今では、「認知症の行動・心理症状」と呼びます。

このブログでは、BPSDをそのまま使用することにします。

BPSDには、ものとられ妄想、意欲低下、徘徊、興奮、焦燥感などが含まれます。

これらは、周囲の家族などが困る原因になることが多く、介護する側に負担がかかりやすい症状です。

例えば、徘徊などが起こる背景には、患者さんの中核症状による「生活のしずらさ」が隠れています。

従って、中核症状に対応したケアを行うことが、BPSDの軽減につながります。

ものとられ妄想の場合、中核症状によるもの忘れがあるため、通帳を置いた場所を忘れたり、通帳を動かしたことを忘れたりして起こります。

通帳を探しているうちに、不安や焦りが募り、「誰かが通帳を盗んだ」という妄想が現れます。

その際、最も近くで介護している家族が犯人扱いされることもよくあります。

この場合、介護している人が盗んでないことを伝えても、大抵、納得しません。

通帳を一緒に探すなどの対応で、安心させると妄想が軽減することがあります。

次に、意欲低下は、脳の障害により、何をすればよいのか分からなくなるために起こります。

以前は活動的だった人が、外出を嫌うようになり、一日中、ボーっとして過ごすといった症状です。

この場合、昔、遊んだ記憶があるおもちゃなどを用意し、自然に手が伸びると遊び始める
ことができるようにするといった工夫が必要です。

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2013.06.28 11:04 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |